こんにちは。Kaito(@kazuka000)です。
先日のお肉、公認会計士さんごちそうさまです。
いやーいつも思うのが公認会計士ほどコスパのいい職業はないですね。
平均的に2年ほど勉強して資格を取るのですが、たった2年の勉強で年収1000万円がゲットできるってよくないですか?
難関国公立に入るために最低3年ほどは勉強して入ることを考え、そしてその後の不確定さ(たとえ難関大学生でも年収1000万円を超える企業に入社する難易度)を考えると、今や売り手市場で資格さえとれれば、ほとんど確実に四大会計事務所に入社できる公認会計士は最強です。
とはいっても難易度は高いのも間違いないです。
資格難易度ランキングではいつも上位に並んでいます。弁護士と並ぶ難易度とも言われています。
ではなぜこれほど高い難易度を誇る公認会計士を私はコスパがいいと言うのでしょうか?
最高難度を誇ると言われる弁護士や司法書士と比べて考えてみましょう。
弁護士と公認会計士はどちらが難しいのか?【難易度・合格率】
まずはどちらが難しいか比較するために、弁護士になるためのルートから考えていきましょう。
- 司法試験予備試験に合格して、司法試験を受ける
- 法科大学院(ロースクール)を修了して、司法試験を受ける
の二択です。
予備試験もロースクールも、司法試験の受験資格を得るためにどちらかが必須となります。
司法試験に合格すれば司法書士登録をする事も可能ではあります。
弁護士の資格試験である司法試験の合格率は法科大学院からの受験者合格率は20%ほどです。
これだけ見ると意外と高いと数字だな思いますが、
基本的にはいい大学に入学してロースクールに行って司法書士試験を受けます。
大学レベルと司法書士合格率には相関関係がありますので必然と難関大学に入らなければなりません。
まずここで第一の壁があります。
また、司法試験の合格実績ランキング1位の京都大学で考えるとロースクールに入るためには学部時代のテストをほとんどすべて「優」を取らなければ入れません。
ここで第二の壁があるということですね。
もちろん楽しい大学生活はおくりにくくなります。
周りが遊んでいて楽しんでいる中、自分は頑張らなくてはならないという強靭な意志が必要となります。
そしてロースクールに行ってからも勉強の毎日です。
京都大学でも試験前になると図書館は法学部生で毎日占拠されます。
そしてロースクール生となると深夜でもいつも図書館にこもっている人が多くいました。
京都大学には24時間空いている自学スペースが図書館の隣に併設されていますが、バイト後の深夜にたまに勉強しに行っても、いつもいるという闇を見ていました。
というように、ロースクールに入ってからも勉強の毎日です。
これで20%の壁というのは軽くはありません。天才たちの中での勝負となるのです。
合格率は法科大学院全体で20%ほどであるが、多くの法科大学院は10%台をうろうろしているのが現状です。
中学受験から始まり、難関大学に入るまでと弁護士になるまでの年数を考えるととても大変だとわかります。
公認会計士と司法書士の難易度比較
次は国家資格難易度ランキング2位と称される司法書士です。
まず、司法書士の資格は、 登記や供託の代理など、裁判所や法務局、検察局に提出する書類を作成するために必要とされます。
- 弁護士(法科大学院):合格率20~40%
- 司法書士:合格率3~4%
ちなみに司法試験よりもはるかに、司法書士試験の方が合格率が低い事から、司法書士の方が難しいのでは?と疑問に思うかもしれませんが、誰でも受けることができるという点があります。
司法書士は、司法試験と違って受験資格というものがなく、誰でも受けることができます。
試験が難しいことには変わりませんが、司法試験よりも難しいというわけではありません。
難しいトップスクラスの国家資格であることは間違いありません。
■司法書士は弁護士の一部の業務を担っている職業です。
下のリンクが詳しいと思います。
※ご指摘ありがとうございました。
最後に、方法2のロースクールに行かずに司法試験予備試験を受験して司法試験を受けるという方法であれば合格率が同じなので、難易度も同じなのでは?と思われるかもしれません。
しかし、これは簡単な道のりではありません。
壁の高さは尋常じゃありません。その理由は合格率の低さ。3.5%しかありません。
同じくらいの難易度かと思われますが、母集団が圧倒的に違います。
この飛び級でクリアしようとしている人は、さらに天才中の天才たちです。
同じ大学にいても、別格だというのはわかりますね。。。
いかに弁護士になるのが大変なのか分かったと思います。それでも今では人が多すぎて大変だそうですよ。。。
公認会計士の難易度・合格率から見ておすすめ!
司法書士 | 3000時間 | 3~4% |
司法試験予備試験 | 6000時間 | 3~4% |
社会保険労務士 | 1000時間 | 5~6% |
土地家屋調査士 | 1000時間 | 5~9% |
公認会計士 | 3000時間 | 8~11% |
となっており、司法書士・司法試験予備試験の2倍以上もあります。
僕が考える公認会計士のメリット・コスパの良さは公認会計士になるためには出身大学があまり問われないことと合格率の高さです。
弁護士のように法学部卒業の資格など無しに誰でも受けることが可能です。
すべてに言えますが、頑張れば絶対に誰でも合格できるものではないので、注意と努力は必要です。
- 監査法人の給与は高い
- 若くして独立開業する人も多い
- 社会人になってからも努力すれば間に合う。
給与が高いのがまず、最もおすすめできる点となります。
また、非常に大変な道のりにはなりますが、社会人になってからも頑張って合格する人もいます。
こんな人に公認会計士はおすすめ!
いやー弁護士は小さい時から勉強して難関大学に合格、そして大学でも超勉強してロースクール。それでも合格率の低さ。そりゃ給料高いですわ(近年は飽和してきて年収も減少傾向らしいですが)
ちなみにロースクールに入るのも学部時代の成績がほとんど優でなければならないとかあり、めちゃめちゃ大変です。
そう考えると公認会計士は誰でも受けれて、確率的に高いのはお得だと思いませんか?
もちろん頑張れば受かるという代物ではありませんが、多くの人は約2年ほどで受かると言われる公認会計士のコスパは高いものだと考えられます。
例えば、大学受験を失敗してしまい同級生の顔が見れない、ばかにされる、見返したいと思う人は公認会計士の資格を取るのがいいかもしれないです。
あと比較的楽な仕事がいいという人にもおすすめ。
そりゃ普通にシュウカツして逆転大勝利をおさめるのも楽しいし、いいと思いますが、確率的には公認会計士おすすめですよ。
仕事はやりたいことができる企業に入ったほうがいい・企業するほうがいいと思われる方もいると思います。
当然それがベストなのですが、経理系の知識はどこでも役に立つため後の人生のつぶしがきくので「実力をつけてからやりたいことをやる」という王道パターンにも持っていくことが可能です。
お肉おごってくれた僕の幼馴染である親友も大学受験を失敗し、約2年間こつこつと勉強し合格しました。すごい!
ちなみに決算期はものすごく忙しいらしいですが、普段は超ホワイトらしいですよ。。。
問題が起きると監査法人は忙しいらしいですね。
※今回は弁護士と対比して考えています。決して超簡単というわけではないので真剣に勉強する必要はあります。
しかし、合格できればその後の人生はバラ色の可能性が高いのでがんばってください。
ちなみに公認会計士になりたい方は、独学でもいけないこともないそうですが、スクールに行ったほうがいいとは思います。
まずは資料請求でもして、自分に合いそうな公認会計士予備校に通ってみましょう。
コメント
コメント一覧 (3件)
コメント失礼致します。
少し誤解があるようですので、補足させて頂きます。
司法書士と弁護士は何の関係もありません。弁護士を目指している方は、通常、
司法書士試験は受けません。
司法試験と司法書士試験が混ざってしまっているようですが、全くの別物です。
弁護士となるには、
①司法試験予備試験に合格して、司法試験を受ける②ロースクールを経て、司法試験を受ける、の二択であり、司法書士試験は一切関係ありません。
予備試験もロースクールも、司法試験の受験資格を得るためにあるものです。
司法試験に合格すれば司法書士登録をする事も可能ではあります。
ちなみに、司法試験よりはるかに司法書士試験の方が合格率が低い事から、司法書士の方が難しいのでは?と疑問に思うかもしれませんが、司法書士はやはり弁護士になれる自信がないから司法書士を目指す方が多いです。司法試験受験生のほとんどは受験専念ではありますが、司法書士受験生は社会人も比較的多いです。また、母集団のレベルの高さという点でも、司法書士の方が2ランク程低いと見ています(MARCHか日東駒専あたりになります)
公認会計士がコスパの良い資格であるという事には同意致します。勿論合格出来れば、でありますが。司法試験・公認会計士試験あたりは、諦めなければ絶対受かる、といったシロモノではございません。
ご指摘ありがとうございます。
司法書士はまた違うのですね。最近カバチタレを読んでいてなるほどと思うようなところがありました。
司法書士は弁護士になれる自信がない方が目指すことが多いんですね。初耳でした。
ラバラバル様のおかげでよく知ることができました。ありがとうございます。
司法試験に合格して司法書士登録はできませんよ。
司法書士と弁護士はそもそも専門が違います